2015/11/13 18:41

レガロの展示会に行ってきました。

今回はBARDOT ROSE(バルドロゼ)のデザイナーの杉内さんに会ってお話を聞いてきました。


杉内さんは今回でBARDOT ROSEを卒業になり最後のコレクションになります。

僕の見た感じですが難しいシンプルなバッグを都会的に洗練されたバッグに完成させたとの印象でした。

本人も言ってましたがBARDOT ROSEをデザインする時のキーワードが「上品さ」ということでカジュアルでもより綺麗なカジュアルに仕上げるためのアイテム、それがBARDOT ROSEのバッグなのです。

それと、仕事で大切に思っていることは「皆でまわっている」ということで、自分のバッグを買って頂いた方にはより豊かな心で暮らしてもらいたいし、 そのバッグを決められた予算の中で世間に送り出すためには素材を作る人、バッグの型を作る人、縫製する人、輸送する人、販売する人等々たくさんの人を経て お客様の手に渡りこの全ての人がいて回って始めて成り立ち豊かになる。

そのことを心の奥底にもって仕事に取り組んでいると言ってました。

一つのバッグを作るために先ずはラフのデッサンを描き、そこから形にしていきます。

ラフサンプルの型紙を起こすまでは杉内さんがやります。それは建築の立面図みたいなもの実寸で正面・背面・横の型紙を書き、斜めからイメージの絵を書いて部品などの細かい指示を書き込みます。

そこからは職人さんの仕事です。職人さんのセンスに左右されます。

センスの良い職人さんはこの部分を表現するにはこの方法で縫いしろはこれだけ必要でここが実寸でこれにしたいなら引っ張れることを考えて型紙はこのサイズにしないといけないとか職人さんあってのデザイナーだと言っていました。

そういう話を色々と聞くとどんどんワクワクして来て何とか皆さんに伝えたい。それが僕の仕事だからと強く思いました。

次回にデザイナー杉内さんおススメのバッグを紹介しますね。

お楽しみに!